弓道って何?
弓道とはごく簡単に言えば、弓を使って矢を飛ばし的にあてる、というものです。
何をしているかといえばそれだけですが、放った矢が的にあたった時は素晴らしい爽快感を感じることができます。また弓道には他の武道と同様に型のようなものがあり(流派は様々ですが)、その型にそって練習し、いかに美しい射型(弓を引く時の姿勢)で引けるかが一つの大きな目標であり、矢が的にあたるかどうかを大きく左右します。カッコ良くひける人がよくあたる、というわけですね。弓道は激しく運動することもなく、使用する弓もそれぞれの体力にあわせたものを使用するので、年齢・性別を問わずいつからでも始められ、そして一生付き合ってゆくこともできる武道なんですね。


これがないと矢が飛ばないのです。長さは2.21mが標準。背の高い人はもうちょっとだけ長くなったりします。
材質は竹が伝統的ですが最近ではグラスファイバーやカーボン材を使ったものが主流となっています。値段は上を言えばキリがありませんが、一般的には20000〜35000円くらいのものが多いです。紫弓会では弓を持っていない人にはサークル備品の弓を貸して練習しています。


これがないと的に何もあたりません。長さは腕の長さに応じて人それぞれですが背の高い人だと1m以上になります。
材質はやはり竹が伝統的ですが最近ではジュラルミン製のものが主流です。羽は鷲・水鳥・七面鳥の羽などが使われています。値段はこれも上を言えばキリがないのですが4本で8000円〜10000円くらいのものが一般的でしょう。

懸け

カケとは右手を保護するものです。素手で引くわけではないんですね。鹿の皮でできています。つける理由はいろいろあるようですが素手で引いたら弓に張った弦(つる)が手にくいこんで痛くて引けません。親指・人差し指・中指の3本を覆う三つガケが最も一般的ですが、薬指まで覆う四つガケや、5本の指を全て覆う諸ガケ(もろがけ)といったものもあります。値段は10000円〜20000円が一般的です。

胴着・袴
弓を引く時には胴着・袴の他にも帯や足袋、女性は胸あてを着用します。11000円〜12000円ほどで一式揃います。なければ弓が引けないというものではありませんが普段の練習でも基本的には着用しますし大会・昇段審査では必ず着用ですのでやはり必要ですね。

「げん」ではなく「つる」です。弓に張ります。これがないと引けません。値段は300円〜。

弦巻き
弦はコレに巻きつけて保管します。500円〜。

ギリ粉・ふで粉
どちらもすべり止めです。ギリ粉はカケの指の部分、ふで粉は弓を持つ左手につけます。

弓巻き・弓袋
どちらも弓を保管する道具です。弓巻きは弓に巻きつけて、弓袋は中に弓を入れて使用します。
値段は弓巻きが1500円〜、弓袋が350円〜。

矢筒
矢を入れる筒です。2000円くらいからあります。

雨具
弓は雨に非常に弱いのです。雨の日に持ち歩く時は専用の雨具が必須です。500円くらいです。





会員の声
弓道をやってよかったこと、弓道の楽しいところを
紫弓会会員のみんなに聞いてみましたよ。


「初めて矢が的にあたった時の感動!!」

「的に矢があたる爽快感!!」

「ビシッと的の中心を射抜く瞬間」

「袴が最高!!」

「大会の時の一体感」

「集中力がついた」

「静かな気持ちになれる瞬間」

「筋肉が自慢できるくらいついた」

「練習したぶん必ず結果がついてくる」

「日本の礼儀について少し物知りになれた」

「人付き合いがよくなった」

「人として大きくなった気がする」

「人生の目的のひとつ」

「シブイといわれること」

「話のタネになる」

「あまり疲れない」

「体脂肪が減った」

「少子高齢化を人一倍痛感した」

「素敵な人に出逢えた」

「武士道を見つけた」

「涙した」

「薪割りがうまくなった」

「救急車に乗れた」

などなど、 弓道には魅力がいっぱい!  なんです。